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今日のおやつは苺のショートケーキ。
両手にお皿を持って僕は部屋へ急いだ。
1つは僕の。もう一つは部屋で壊れた目覚ましを直してくれているアスランの分。
「アスラン。ケーキ貰ってきたからちょっと一休みしない?」
「ごめん、あとちょっとだから先に食べてて」
僕の声に一時は手を休めたアスランだけど、ボクをみて一度微笑むと再び手を動かし始めた。
「それじゃ、お言葉に甘えて」
そう言って僕は一口お先に、ぱくり。
ん~おいしい。
「くす」
そんな僕の顔を見たアスランが笑う。
ちょっと子供扱いしてないか?僕の方4ヶ月早く産まれているのに!
イライラ任せにもう一口。
ぱく。
やっぱりおいしい。
怒っていてもおいしいものはおいしい。
そして、そんなイライラも器用に部品を組み立てていくアスランの指先を見ていたら不思議とおさまった。

綺麗だな…。

昨日、あの指が僕のナカに入って、イロイロ…。
「ん?なにかついてる?」
僕の視線に気づいたアスランが手を止めて不思議そうに僕を見る。
「え!?、あ、なんにも」
さすがに昨晩のコト思い出してたんて、恥ずかしすぎて言えないよ。
「アスランも食べて。ほら」
照れ隠しも含めて、一口サイズのケーキを彼の口元に運んだ。

「え!?」

伸ばした手をそのままひっぱられ、唇に暖かい感触。
さらに舌先で僕の唇についたクリームまで舐め取られた。
「甘さ控えめでおいしいね。でも、」
アスランは唇を離すと、腕の中で真っ赤になっている僕に満足そうな笑顔でこう言った。
「俺は昨日のキラの方がおいしいと思うよ」
「…もぉ!アスランのばか!!」
臆面もなくそんなセリフを言うアスランの腕の中で暴れる僕に、再び優しい感触。

感じる。
暖かい。
陽だまりにいるかのような、そんな心地良さ。

『幸せ』

ってこうゆう時をゆうのかな…。
そんなことをアスランの腕の中で思った。
「キラ、好きだよ」
見上げれば、優しく振るキスとアスランの笑顔。
やっぱり僕の幸せは、ココ(アスランの腕の中)にある。


END20031203



▼SEED、SS処女作!


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