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「ねえ、アスラン?」
腕の中のキラがくるりと俺の方を向いた。
「ん?」
右腕に乗る柔らかい髪の匂いは俺と同じ。
「アスランが【幸せ】を感じる時ってどんな時?」
「え!?」
キラは時々こんな脈絡のないことを言い出す。
「ねぇ、どんな時?」
頭を腕から肩に移動させながら俺を見つめる。
「そうだな…。」
触れた髪はシャワーの後とのこともあって、まだ微かに湿っている。
「キラとこうしている時かな…。
 特にキラが気持ちよさそうな声出してる時の顔を見てる時なんて最高だけね。
 たとえばさっきみたいに…」
顔と同じぐらい赤くなった耳たぶを甘噛する。
「あん。もうだめだって」
「ほんと?ココは元気みたいだけど」
敏感な部分に手を伸ばすとすでに硬くなりかけていた。
「だ、駄目だってばぁ!」
「ほんと?」
さらに手を後ろへ伸ばす。
「ちょ、ちょっと、だ、ああん」
「まだオレがナカにいるね。」
さっきまでオレが占有していた場所へ指を入れるとナカからとろっと液体が流れる。
「ダメ?」
キラは無言で潤んだ瞳を俺に向ける。
この瞳はOKの印。
「キラ…」
そして再びヒトツになる。お互いの熱を感じる為に。
…。

隣では規則正しい呼吸が聞こえる。
幸せそうな顔して。
俺は寝るのはまだ苦手だ。目が覚めて隣が冷たかったら…。
この今体に感じる重みが幻想だとしたら。。

時々感じる

コノコウフクハゲンジツナノカ

不安を感じながら目を閉じる。
自分の弱さを感じながら。
この幸福、もし夢なら覚めないで欲しいと願ってしまう自分。

『ちゅんちゅん』

鳥の声と優しいぬくもり。

「おはようアスラン」

目を開けるとそこには君の笑顔。
一度は手にかけてしまった笑顔。
再び見ることのできる喜び。
この瞬間が俺の幸せの瞬間。


END20031204


▼SEED2作目。中身はないけど、勢いだけはある(爆)

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