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「キラ~!」
「どうしたのカガリ?」
カガリは元気に僕の名前を呼ぶ。

「今日の夕飯なんだけどな…」
「うんうん」

今日の食事当番はカガリみたい。
献立が決まらないらしいいけど僕に聞かれても…。
僕もそんな料理、詳しいわけでもないし…。


「キラ!」
「ん?どうしたの、ミリアリア」

ミリアリアはヒステリックに僕の名前を呼ぶ。いつもは優しい感じなのに『誰かさん』が絡むとこうなる。

「ちょっと聞いてよ!あいつったら!」
「っま、まあ。ディアッカも悪いと思うけど、ちょっと落ち着こうよ。」

またディアッカがミリアリアにちょっかい出してきたらしい。


「キラ」
「ラクス。あれ?今日はハロは一緒じゃないの?」

ラクスは穏やかに僕の名前を呼ぶ。

『ミトメタクナァ~イ』
「あ、こんなところにいたんだね」
ラクスの背中から出てきたハロが僕の肩に乗る。


僕の名前をいろんな人が呼ぶ。
そして僕も返事をする。
けど…。

「キラ」

『あっ』

呼ばれた先にいるのは、
「アスラン」
呼ばれてこんなに嬉しくなるのはアスランだけ。




▼石○さんと保○さんのお互いを呼ぶ声にやられてできたSS(笑)



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吐き出す息が白い。
それもそのはず。室内の温度の表示板は『1℃』と点灯中。
どうやら空調の調子が良くないらしい。
「どう、直りそう?」
僕は脚立を抑える係り。
脚立の上で空調の回路と格闘するのはアスランの係り。
アスランいわく『適材適所』らしいけど、なんか納得いかない。
確かに僕よりアスランの方がハードに強いけどさ。

「ほら、故障の原因」
「あ…ヒューズが駄目になっちゃったんだね」
僕の手のひらには焼けきれて真っ黒になったヒューズが一個。
「そう。動力部のね。こんな時間だし、部品を頼んでも朝にしか届かないかな」
壁の時計に目をやると薄暗く『22:20』と表示されていた。
「朝まで我慢、だな」
脚立から降りたアスランは軍手を外しベットに腰掛けた。
「それにしても、やっぱり寒いね。」
我慢できないわけでもないがやっぱりちょっと気になる。
「そんなことしなくても平気だよ」
「?」
脚立を片付けるついでに毛布に手をかけた僕をアスランの声が止める。
「キラ」
そう言って、ベットの上で腕を広げ僕を誘う。
「ほら、おいで」
言われるままに僕の定位置へ納まった。
「あったかい」
正面からアスランに抱きしめられ、そのまま優しく唇が重なる。
「ほら、毛布なんかなくても暖かいだろ?」
「うん」
唇を離したアスランが幸せそうに笑っている。
きっと僕も同じように笑っている。

たまにはこんなのもいいのかもしれない。
焼け切れたヒューズに感謝しながらアスランの腕の中で眼を閉じた。

こんな寒い夜は二人でいよう。
ほら、繋いだ手からぬくもりと一緒に想いも伝わるから…。


END20031205



▼寒かった時にふと浮かんだばかっぷる。



「ねえ、アスラン?」
腕の中のキラがくるりと俺の方を向いた。
「ん?」
右腕に乗る柔らかい髪の匂いは俺と同じ。
「アスランが【幸せ】を感じる時ってどんな時?」
「え!?」
キラは時々こんな脈絡のないことを言い出す。
「ねぇ、どんな時?」
頭を腕から肩に移動させながら俺を見つめる。
「そうだな…。」
触れた髪はシャワーの後とのこともあって、まだ微かに湿っている。
「キラとこうしている時かな…。
 特にキラが気持ちよさそうな声出してる時の顔を見てる時なんて最高だけね。
 たとえばさっきみたいに…」
顔と同じぐらい赤くなった耳たぶを甘噛する。
「あん。もうだめだって」
「ほんと?ココは元気みたいだけど」
敏感な部分に手を伸ばすとすでに硬くなりかけていた。
「だ、駄目だってばぁ!」
「ほんと?」
さらに手を後ろへ伸ばす。
「ちょ、ちょっと、だ、ああん」
「まだオレがナカにいるね。」
さっきまでオレが占有していた場所へ指を入れるとナカからとろっと液体が流れる。
「ダメ?」
キラは無言で潤んだ瞳を俺に向ける。
この瞳はOKの印。
「キラ…」
そして再びヒトツになる。お互いの熱を感じる為に。
…。

隣では規則正しい呼吸が聞こえる。
幸せそうな顔して。
俺は寝るのはまだ苦手だ。目が覚めて隣が冷たかったら…。
この今体に感じる重みが幻想だとしたら。。

時々感じる

コノコウフクハゲンジツナノカ

不安を感じながら目を閉じる。
自分の弱さを感じながら。
この幸福、もし夢なら覚めないで欲しいと願ってしまう自分。

『ちゅんちゅん』

鳥の声と優しいぬくもり。

「おはようアスラン」

目を開けるとそこには君の笑顔。
一度は手にかけてしまった笑顔。
再び見ることのできる喜び。
この瞬間が俺の幸せの瞬間。


END20031204


▼SEED2作目。中身はないけど、勢いだけはある(爆)

今日のおやつは苺のショートケーキ。
両手にお皿を持って僕は部屋へ急いだ。
1つは僕の。もう一つは部屋で壊れた目覚ましを直してくれているアスランの分。
「アスラン。ケーキ貰ってきたからちょっと一休みしない?」
「ごめん、あとちょっとだから先に食べてて」
僕の声に一時は手を休めたアスランだけど、ボクをみて一度微笑むと再び手を動かし始めた。
「それじゃ、お言葉に甘えて」
そう言って僕は一口お先に、ぱくり。
ん~おいしい。
「くす」
そんな僕の顔を見たアスランが笑う。
ちょっと子供扱いしてないか?僕の方4ヶ月早く産まれているのに!
イライラ任せにもう一口。
ぱく。
やっぱりおいしい。
怒っていてもおいしいものはおいしい。
そして、そんなイライラも器用に部品を組み立てていくアスランの指先を見ていたら不思議とおさまった。

綺麗だな…。

昨日、あの指が僕のナカに入って、イロイロ…。
「ん?なにかついてる?」
僕の視線に気づいたアスランが手を止めて不思議そうに僕を見る。
「え!?、あ、なんにも」
さすがに昨晩のコト思い出してたんて、恥ずかしすぎて言えないよ。
「アスランも食べて。ほら」
照れ隠しも含めて、一口サイズのケーキを彼の口元に運んだ。

「え!?」

伸ばした手をそのままひっぱられ、唇に暖かい感触。
さらに舌先で僕の唇についたクリームまで舐め取られた。
「甘さ控えめでおいしいね。でも、」
アスランは唇を離すと、腕の中で真っ赤になっている僕に満足そうな笑顔でこう言った。
「俺は昨日のキラの方がおいしいと思うよ」
「…もぉ!アスランのばか!!」
臆面もなくそんなセリフを言うアスランの腕の中で暴れる僕に、再び優しい感触。

感じる。
暖かい。
陽だまりにいるかのような、そんな心地良さ。

『幸せ』

ってこうゆう時をゆうのかな…。
そんなことをアスランの腕の中で思った。
「キラ、好きだよ」
見上げれば、優しく振るキスとアスランの笑顔。
やっぱり僕の幸せは、ココ(アスランの腕の中)にある。


END20031203



▼SEED、SS処女作!



最強傭兵部隊────サーペントテール
 つい先日、俺は幸運なことにこの最強傭兵部隊の一員となった。
にしても話には聞いていたが本当に無茶苦茶。


■□■□■□■□


『イライジャ聞こえる?
10秒後に劾からの援護があるから、同時に前方距離3000に位置するジンを狙って!』

────え?

 戦闘中に入ったロレッタからの通信。

『きっとパイロットが新米なのね。機体が一部が損傷している上に動きが変なの。
そこを狙って、崩れた陣営に飛び込んで戻ってきて』

────そんな…こと。。。。

『チャンスはほんの一瞬よ。
待ってるわよ。サーペントテールのイライジャ・キール☆』

 最後のロレッタの一言で発っしたかった言葉を呑み込み、違う言葉が産まれた。

────『了解!』

周りには小惑星と無人のコロニーだらけの宇宙空間。そこで四方八方敵機に囲まれて、前までの自分なら無理だと諦めて逃げ出したいと願うばかりのそんな局面。
 昔の俺なら、こんな窮地に立ったら、切り抜け方じゃなくて、逃げ方ばかりを考えていただろう。でも、俺は変わった。この部隊に出会って。皆に逢って。

────【コーディネータだろうがナチュラルだろうが相手も同じ人間。必ずどこかに『穴』はある。】

 部隊が大きくなればなるほど『穴』は存在するものだと教えられ、毎度実感していた。確かに一流ばかりの部隊もいる。が、今回の任務の相手はリードの調べて三流傭兵の集まりとわかっている。
 報酬金額がけっこう安いんだ。…昔の俺なら間違いなく、向こう側だ。。。


■□■□■□■□


────『ミッション・コンプリート』

 通信機から雄雄しくリーダーの声が聞こえる。
…初任務・完了。。。

────ナンダヨコイツラ…

 それが正直な感想。
 そして俺にふりかかる今まで味わったことのない疲労感。とそれ以上の達成感。
どんな窮地でも穴をみつけてそこをつく。連携プレイ。
どんな相手でも過小評価はしないで全力であたる。
そして自分たちの戦力を常に冷静に分析し、最良の行動を取る。
今まで、いかに自分が全力で、必死にやっていなかったのか、自分の甘さを痛感した。。。

────俺もいつかあんな風になれるのだろうか。。

 不安ばかりがよぎる。
「大丈夫よ。」
 そんな俺にロレッタが声をかけてくれた。
その言葉の優しさに後押しされ、初めてサーペントテールのメンバーとして任務を遂行して、『仲間』の下へ還った安堵と、本物を間近で目にした感動と、過去の自分の情けなさに頬あったかいものを感じた────。


────『俺、この皆の中で役に立ちたい。仲間としてもっと必要とされたい…』


■□■□■□■□


 俺用にカスタムされたジンを見上げる。劾の機体同様サーペントテールのマークがついている。そしてそこには『2』の文字。
 次の任務に備えてジンを整備しながらつぶやく。

────ここが俺の居場所

居場所がないってもう泣かないから。
自分の居場所は他人から与えてもらうんじゃなくて、

────自分で獲得するものだから。


END20050929



▼9月の連休中、絶対つぶれると思った営業日。応援を呼ぼうと思えば呼べるのに、あえて呼ばずに今いる最強メンバーだけで切り抜けた店長達。
ちょっとかっこよかった☆
ってことで☆
ちゃんと、戦略。各機体の名称・部位・性能調べてからUPし直します。。。
一番手間かかりそう。。

つーより。イライジャよいしょ話ばっかり☆
甘々も書きたいんだけど。黒糖とグラニュー糖を溶かして上白糖にかけたみたいな。。。。
某ユニットみたいなvV(笑)

駄文でも稚文でもとにかく書けるときに書く!




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